この記事では著書「影響力の武器」で紹介されている
「社会的証明」について身近な例で紹介しています。
この記事では読者にわかりやすく「影響力の武器」について知ってもらうために
要点をまとめて解説しています。
なので物足りない・もっと詳しく知りたいって方は書籍の方がお勧めです。
僕も最初は他のブロガーさんの紹介記事を読んで
面白そうだなと興味を持ったので書籍を買いました。

影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか [ ロバート・B・チャルディーニ ]
この社会的証明の影響力は強く
僕たちがする普段の行動って実は「社会的証明の影響」による可能性が高いです。
読んでいて「あっ…これって社会的証明じゃん!」と思うことがいくつかありました。
じゃあ僕たちの生活にどんな影響があるのか?
この記事を読むことで、僕らの身の回りにある「社会的証明」を知ることが出来ます。
そして、社会的証明の影響力から身を守れたり、自分の役に立てたりすることが出来ます。
ではそんな「社会的証明」について次からわかりやすく書いていきます。
ぜひ最後までお読み頂けると幸いです。
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社会的証明について簡単に説明
- 自分に自信がなく状況も曖昧な時に、周りの行動に合わせやすくなる
- 自分と似た人の行動を信じ自分も同じように行動する
- 大勢の意見や行動が正しいと認識してしまう

突然ですが◯✖️クイズってした事ありますか?
クイズが出されて◯か✖️かを選ばなければいけないあのクイズです。
最初は簡単な問題が多いですが
クイズの難易度が上がり少しずつ人数が減っていきます。
そして◯か✖️かで迷った時、この「社会的証明の影響力」が発動します。
◯か✖️かどちらか人数の多い方につい行ってしまいがちですよね。
(僕は迷ったら必ず多い方と決めていました。)
このように自分に自信がない場合、大勢の意見と同じ行動をすることが正しい
と考えてしまうからです。
では次は身近な7つの例を書いていきます。
身近な社会的証明の7つの例

① 野次馬に注意
事故や火事などで野次馬が集まる事ってありますよね。
この時の野次馬の心理状態は
「これだけ大勢いるんだし誰かが助けるだろう。」
「どんな状況か分からないから様子を見てみよう」
みたいな集団心理が結果的に悪影響に繋がっています。
救助が遅れたり最悪の結果になることもあります。
本でも実例として紹介されていました。
② 通販番組の「おぉ〜。えぇ〜。」
通販番組などで「あれとこれもセットで〇〇円!」
みたいな決め台詞を言った後にスタジオのお客さんが驚いているように
「おぉ〜。えぇ〜。すごーい」って録音された音声が流れています。
これは大勢の声を利用して「いかにこの商品がすごいのか」
を視聴者に伝える為の方法として使われています。
③ 通販番組の「累計販売数〇〇個突破!」
先ほど同様、通販番組繋がりですが
この「累計〇〇個」というフレーズにも「社会的証明の影響力」が使われています。
例えば、化粧品だと「累計100万個突破!」みたいな感じです。
こう言われると「たくさん売れていて人気なんだ」って思われやすくなります。
そのほかにも「◯◯代で1位に輝きました!」みたいな宣伝をしています。
④ 行列のできる人気店
ある店の前で行列があれば気になりませんか?
「へぇーここは人気なんだな」と思います。
これも実は「社会的証明の影響力」で「行列=人気」って考えてしまいます。
また行列を店が意図的に作っている場合があります。
どういう事かというと、店内に入れる人数などを制限することで
行列を作り「この店は人気」だと思われる工夫がされています。
⑤ 災害後の人の行動
大きな地震や災害後などは近くのスーパーに多くの人が並びます。
飲料水や食料などの物を求めて人が殺到します。
群衆心理で周りがたくさん買うから…と「買い占め」が発生します。
つまり「不安だからたくさん買っておこう」ってことですね。
また自分が住んでいる地域から離れていた場所の災害でも
水等が売り切れる事もあります。
最近だとコロナの不安からマスクがなくなりました。
売り場前で補充されるまで待つ人などもいたようです。
このように不安な状態だと社会的証明の影響力を受けやすくなります。
⑥ 授業や講習等での「何か質問ありますか?」
学校の授業や講習会などで、先生や講師が「何か質問ありますか?」
と聞く時にも社会的証明の影響を受けています。
僕の経験から言うとこの手の質問をする人はほとんどいません。
暫くして誰かが質問したら後に続くようにポツポツ質問が出てくる場合が多いです。
これも「周りが何もしないから、自分も何もせず様子を見る」という社会的証明の特徴に当てはまります。
⑦ ライブの手拍子
好きなアーティストのライブにはお決まりの掛け声や流れというものがあります。
例えば僕は「SEKAI NO OWARI」が好きでよくライブに行きます。
今ではライブの掛け声やアンコールの方法なんかを覚えたのですが
初ライブで手拍子やアンコールをする時に
「えっ…どうするの?」と戸惑いました。
なんとか周りの様子を伺いながら「なるほどこうするのか!」って感じで参加しました。
その時は周りと似た行動をするのが正しいのだと考えていました。
こういった類似性も社会的証明の影響力を強く受けます。
社会的証明 まとめ
以上7つの例で社会的証明について紹介してきました。
- 自分に自信がなく状況も曖昧な時に、周りの行動に合わせやすくなる
- 自分と似た人の行動を信じ自分も同じように行動する
- 大勢の意見や行動が正しいと認識してしまう
僕たちがこの影響力から身を守る方法は
- 大勢の意見が必ず正しい物だと認識しないこと
- 自分と似た人の行動が正しいと認識しないこと
- よく考えて判断を決めるようにする
例えば
「多くの人がFXをしているから、よく分からないけどしてみよう」
「まぁみんなしてるし大丈夫でしょ」
みたいに考えるのは注意しましょう。
何かをするにしても「今自分はこれをしている」と認識した上で行動しましょう。

影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか [ ロバート・B・チャルディーニ ]
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